東京モード学園は「学校法人日本教育財団」が正式名称の教育財団法人でファッション 専門学校として創業しました。ファッション 専門学校に加えて最近ではゲームなどのコンピューター、医療分野などの専門分野を習得することができる専門学校です。テレビCMなどでも非常にインパクトのある広告展開が特徴で、希望就職率100%という実績もある点も学生に選ばれています。学び舎も非常にインパクトがあって新宿にある「モード学園コクーンタワー」は、新宿絵西口出てすぐにあって東京都にある建築の中でも非常に特徴的な新宿のランドマーク的な存在です。
モード学園コクーンタワーは、朝日生命保険本社跡地の再開発プロジェクトによって生まれました。プロジェクトにあたっては「四角ではないものを」をコンセプトにコンペティションが行われ国内外の建築家や建築会社など約50社、150件を超える提案の中から丹下都市建築設計社の計画が採用されました。丹下都市建築設計社の概要は、「世界のタンゲ」こと丹下健三氏が創業した会社です。大規模アトリエ系設計を得意としていて、「空間に思いを。時間に心地よさを。現代により良い未来をプラスする。」を経営理念に掲げています。
採用された計画では「創造する若者を包み込み、触発させる」という意味をイメージしたコクーン(繭)のような外観を特徴としました。見た目だけでなく機能性も非常に優れていて、都市再生特別区で基準容積率が1000%の敷地に対して、1370%の容積を実現したという点でも高く評価されました。容積率が高いということはそれだけ利用できる面積が増えるため、収容人数などにも影響します。この特徴的な建物を建設するために施工を手掛けた清水建設社は独自の3次元CADをシステムを使い立体映像を現場に導入し、複雑な形状の高層ビルを予定していた工期の8割建てました。完成した「コクーンタワー」は地上50階地下4階立てで学校施設と文化交流を目的としたホール、商業施設で構成されています。
学校施設には「東京モード学園ファッション 専門学校」「HAL東京」「首都医校」の3つの専門学校と東京通信大学、そして「国際ファッション専門職大学」「東京国際工科専門職大学」の2つの専門職大学を要しています。このビルひとつだけで6つの学校機関があって、まさに学園都市ならぬ学園ビルといったところでしょうか。コクーンタワー レストランとしてはカフェなど飲食できる店舗もはいっており、中には学生にコクーン 本屋などの愛称で呼ばれる書店も完備しています。最後になりますが、この象徴的なビルは、エンポリス・スカイスクレイパー賞をはじめとした数々の受賞を受けています。